木管五重奏とは

木管五重奏とは、フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットの5本で編成されている合奏です。

この5本の楽器はオーケストラの中の管楽器セクションにも入っており、その歴史は古く、ベートーヴェンが活躍していた頃の時代から確立している合奏形態です。

 

一番の特徴は5本の楽器それぞれの音色(発音原理)が違うことです。その為、鳥のようなさえずりからゾウの鳴き声まで様々な音を聴くことができます。しかし演奏する側にとってはそのことが裏目に出ることもあり、5人でぴったりタイミングや音色を揃えるには特有の難しさがあります。

 

さて、ここからがさらに面白いところですが、楽器が違うということはそれぞれ「人」の性格もかなり違います。個性がぶつかり合い、いろんな意見があるからこそ一人ではとても考えられなかったことができてしまいます。それは音楽をしているとき、楽器を持っていないときどちらも同じです。

木管五重奏とは5人の全く違ったキャラクターが一つの音楽を作り出すというところに醍醐味があると言っても過言ではないのかもしれません。